地球温暖化問題

2007年11月07日




参議院の国際・地球温暖化問題に対する調査会。バイオエタノールについての質問をしました。

バイオ燃料の生産、利用は、地球温暖化対策だけでなく地域の活性化や雇用につながるとともに、
農林水産業の新たな領域を開拓するものです。

特に沖縄においては、伊江島や宮古島で推進されていて、宮古島ではさとうきびからバイオ
エタノールを生産して、ガソリンに混ぜて(30%、いわゆるE3)実際車を走らせるところまで、
すべて島内でまかなえるので、まさにエコアイランド構想が実現するわけです。

この日質問したのは、バイオエタノールとガソリンの混合の仕方についてです。
直接混ぜるやり方と、ETBEという特殊な成分を一旦混ぜてからバイオエタノールを混ぜる
やり方がありますが、やり方が違うと今後なにかと混乱がおこるのではということを質問
いたしました。

実際もう業界関係者の綱引きもあるようですし、これによって価格に影響が出たり、品質に
問題が生じたりしたのでは元も子もないことになるわけですから。

お時間があればどうぞご一読下さい!!

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平成19年11月31日 国際・環境温暖化問題調査会 議事録抜粋

○会長(石井一君)  それじゃ、島尻安伊子さん。

○ 島尻安伊子君
ありがとうございます。
私からは新エネルギー対策についてちょっと御質問したいんですけれども、ちょっと
細かい話になりますが、このバイオマスエネルギーですか、新エネルギーの導入に
関しては、京都議定書の目標達成計画において二〇一〇年までにバイオエタノールを
含む輸送用バイオマス由来燃料を原油換算で五十万キロリットル導入するというような
大変に具体的なまた計画も立てられているところでございます。

国内でこのバイオエタノールの促進事業というのはなされているわけでございまして、
特に沖縄の伊江島あるいは宮古島ではもう大変な具体的な強力な政府のバックアップ
で進められているところであります。

特に宮古島はサトウキビを原料にしてバイオエタノールをつくって、そして実際にその
運用といいますか、するまでが計算上は全部地産地消でできるというふうになって
おりまして、特にそういう点からも、この地域性を考慮した地産地消型の新エネルギーの
導入加速化という政府の方向性にはぴったりであるというふうに思っているところであります。

ただし、この現状を見たときに、このバイオエタノールをつくるつくり方といいますか、これが
幾つかあるということで、直接ガソリンとバイオエタノールを混ぜる方式と、それからETBE
という、ワンステップ置いてそしてバイオエタノールをつくっていくという方式があるということ
でありまして、これはもうそろそろどちらか一つの方法にしないと混乱するのかなと思って
いるところであります。

実際に、石油連盟さんの方はこのETBEですか、の方の方式を取っておられるということも
聞いておりまして、宮古をちょっと見に行ったんですけれども、そのときにはいわゆるE3、
バイオエタノールを直接つくるという方式でやっているものですから、方式を統一する必要が
まずあるのかどうか。それから、しなかったときの問題点といいますか、今後起こってくる
だろう問題点をどのように考えていらっしゃるかということ。

それから、このバイオエタノールの品質を確保していくためにこれからどういう動きを取って
いかれるのかということをちょっとお聞きしたいと思います。


○ 政府参考人(望月晴文君)
今御指摘のあった事実はそのとおりだと思います。それで、私どもは今何をしているかと
申しますと、ETBE、E3、いずれも可能な方式ですし、それから地域でも、例えばヨーロッパ
なんかETBEでやるのが主流ですし、アメリカなんかは直接混入の方になっているわけで
ございます。

それで、まず、私どもが一番、ちょっと話が二つ重なって恐縮ですけれども、一番行政として
気を付けなきゃいけないことは、ガソリンに混入するという行為が行われるものですから、
一定の、消費者にとってきちんとした品質のものが供給される、あるいはそれが担保されて
いるということが必要だろうと思っております。

今の段階では、例えば、ガソリンの品質というのは、一定のものを製油所から出荷するときに
精製業者の責任としてその義務が掛かって出荷しているので、何かあったら精製業者が問題が
あると、こういうことになるわけでございます、基本的には。 それで、今度のETBEとE3の場合、
ETBEの場合には、その点について言うと、製油所の中で化学的に合成されたETBEというバイオ
エタノールから合成したものをつくって、混入して出荷いたしますから、その点においては現行と
ほぼ同じシステムで品質確保がされるということだと。

E3の場合には、これは余り早く混入しますと
水分吸収したりするという問題があるものでございますので、できるだけ消費者に近いところで
混ぜるというのがいいことだろうということで、通常は油槽所というのがガソリンスタンドのちょっと
手前で、流通する、油槽所というのがありますが、そこで混ぜるというのが通常でございます。
したがって、製油所じゃないところで行われるものでございますので、この油槽所の人たちにその
品質確保の義務というのを掛けなければいけないということがございます。

その彼らが担保するということが消費者との関係では非常に大事なことだと思います。
その点がございますもので、私どもは、体制をはっきりきちっとしないと、体制がないからE3は
おかしいという話になっちゃうもので、それで、今、ガス、揮発油については揮発油の品質確保に
関する法律というのがございまして、今申し上げた義務が掛かっているので、この法律を改正を
して、油槽所における行為についての義務をきちっと掛けるということになると思っておりまして、
今、石油分科会、総合エネルギー調査会の中でそのどういう改正をしたらいいかということを今、
案を練っているところで、検討しているところでございまして、次期通常国会にはそういうきちっと
した格好で出すということになりますと、その点での品質確保の問題というのがクリアされるん
じゃないかというふうには思っております。

その上で、じゃETBEにした方がいいのか、E3にした方がいいか、あるいは統一した方がいい
のか、しない方がいいのかということについては、基本的には、消費者との関係では、ETBEで
つくられたバイオガソリンというものを入れようが、E3でつくられたバイオガソリンを入れようが、
ある意味では基本的には問題はないというふうに思っておりますので、消費者段階のところで
一つでないと問題だということにはならないと思います。

ただ、問題は、今ガソリンというのは、日本じゅうで全部、全国流通しようとしますと、輸送上の
効率性の観点から、石油会社一杯ある人たちの中でバーターというのをやりまして、長距離で
ガソリンを輸送して消費者にデリバーするのを少し減らそうということで、石油会社、A石油会社、
B石油会社の間で、この地域はおたくのを回してくださいと、こういうことをやっているので、
バーター取引というのをやっているので、そういうものをやるときには、やっぱりETBEは、
ETBEで流通している人たちはETBE同士でやる必要があるんだろうというふうに思っています
ので、これが、どういう石油会社がどっちでやりたいかという問題がそのうちきちっとしてこない
と流通上の混乱が起こると。これは、事業者側の問題ではあるんですけれども、そういうことが
あり得るということだと思います。

それから、俗によく言われますのは、品質上の問題は、きちっと品質が管理されていればそう
大きな問題はないと思います。それから、もう一つの問題は、ETBEは今の流通形態の中で、
流通というか、今のガソリンのその供給形態とそう変わらずにできるんですが、油槽所で混ぜる
という話になってまいりますとE3になってくるわけでございます。ところが、これから、今ETBEも
E3もエタノール換算で三%までを上限にして取りあえず始めようじゃないかということでやって
いるわけでございます。

ところが、ブラジルだとかアメリカだとかいうところはもっと高い数字を目指してこれからやって
いこうと、こういう話になっております。
その際に、実は日本の場合には、国産で一生懸命つくろうとしても、耕作地の面積の問題とか
いうことがあるので、余り高いのを目指しても、国内の供給は、宮古島みたいな特殊なところは
あれにしても、なかなか困難だというので輸入になってきたりする。そういう供給力の手当てが
あるかどうかはちょっと横に置きまして、ある程度高いものにしようとしてまいりますと、ETBEと
いうのは混入の限度というのがあって、恐らく七%ぐらいまでのところまではいいと思うんです。
そこから先にいくのはなかなか難しいだろうと。

E3をE10 にするとか、そういうことは各国でもやられているので、そこのところは容易かもしれ
ないと、こういうようなそれぞれの特徴がございます。私どもは、今、来年この品質確保の法律を
出すことは、これ両方やるのにどちらについても必要なことで、やりたいと思います。そこから先
どういう方が主流になってやっていくかということについては、むしろ石油精製業者あるいは流通
業者それから消費者含めて、最も効率的な方法の方に収れんしていくのを、むしろまだ今の段階
ですから慎重に見極めようということにして、これでなければならないというためには、消費者に
とってどっちかでないと迷惑になるという話になる場合には我々は出ていかなきゃいけないという
ふうに思っているぐらいの程度でございまして、もう少し御議論をさせていただきたいというふうに
思っております。


○会長(石井一君) ちょっと待って。答弁ですね。それじゃ、簡単にお願いします。

○ 政府参考人(南川秀樹君)
若干補わさせていただきます。望月さんの方でお話がありましたように、品質確保をしていただく
ということで、制度的な担保を取っていただくことについて、私どもも、大変環境省としても期待を
しているところでございます。その上で、環境省では、できるだけ廃棄物などのセルロース系の
もの、あるいはサトウキビにつきましても、一度搾り取った後のかすのものを使うということで、
そういうところからエタノールをつくる今実証をしておりますけれども、その使い道としましては、
石連が進められているETBE方式だけでなくてチョイスがあった方が望ましいということから、専ら
E3という直接混合する方法で普及を図っていきたい、実証を進めていきたいというふうに考えて
いるところでございます。

将来的には、経済成長戦略でも二〇一〇年、E10 という議論もございます。できるだけ今後、
化石燃料の比重を下げていく上では、世界的に見た場合に、E10、E25、E85 とかあるいは
E100とかいう国もございますので、将来的には直接混合ということが量的に見た場合に有望
だと考えておりまして、そういった選択肢が消えないような努力を環境省として行っていきたいと
考えているところでございます。

○ 政府参考人(佐々木昭博君)
農林水産省、佐々木でございます。
私ども、バイオ燃料を始めとするバイオマスの利活用というのは、温暖化の防止のみならず、
先ほどお話のありました地域の活性化あるいは雇用の創出、そして農林水産業の新しい領域を
展開するものとして非常に重要だと考えております。私どもとしては、国産バイオエタノールの
利用拡大が図られるよう、直接混合あるいはETBEのどちらかということではなくて、地域の実態に
即した混入方法が進められることが重要と考えております。

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Posted by 島尻あい子後援会 at 11:41 │Comments(0)TrackBack(0)■活動レポート

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